まず、ここで構築するビジネスプロセスの内容を確認してみましょう。
2.2.1 サンプル:作業依頼管理プロセス
ここでは、次のような、単純な作業依頼管理プロセスを構築します。このプロセスの役割は、作業依頼を受け付け、作業を実施するという簡単なタスク管理です。
2.2.2 設定作業の全体の流れ
BIZ PLATFORMのビジネスプロセスは、次の手順で設定していきます。
BIZ PLATFORMでは、管理画面で設定作業を行います。そして、ロールまで設定すると、ユーザーがプロセスやライブラリを利用可能になります。
- 管理画面への切り替え
- ユーザー/グループ情報の登録
- ライブラリ情報の登録
- プロジェクト情報の登録
- 関連ライブラリとプロジェクトメンバーの設定
- プロセスとステータス・画面項目の設定
- プロセス種別の設定
- アクションの設定
- プロセスにロールを設定
- ライブラリにロールを設定
このクイックスタートは、60分程度の時間がかかります。
では、作業依頼管理プロセスの設定内容を説明します。
2.2.3 ユーザー/グループ情報の登録内容
「ユーザー/グループ情報」では、次のような1名分の新規ユーザーを登録します。
項目名 | 設定例 |
ユーザー | クレオ一郎 |
ID | creo_ichiro |
パスワード | (****) |
メールアドレス | creo@example.net |
また、グループとして、次の情報を登録します。
項目名 | 設定例 |
グループ名 | 業務担当グループ |
2.2.4 ライブラリ情報の登録内容
「ライブラリ情報」では、作業依頼の共通情報として、作業手順や覚書を記録する、次のような事務FAQライブラリを登録します。
画面項目名 | 設定例 |
カテゴリ | 事務作業 |
ライブラリ名 | 事務FAQ |
なお、プロジェクトとライブラリのカテゴリ名を合わせておくと、ユーザーが探しやすくなります。
ライブラリの実際の情報を保持する「画面項目」は、次のようになります。
項目名 | 画面項目型 |
タイトル | テキスト |
内容 | テキスト(複数行) |
ライブラリの「画面項目」とは、ライブラリのアイテムで、実際に情報を格納する項目(フィールド)です。画面項目のデータ種類については、BIZ PLATFORM入門:ライブラリ画面項目を参照してください。
2.2.5 プロジェクト情報の登録内容
「プロジェクト情報」では、プロセスやステータスなどを取りまとめる場所として、次のようなプロジェクトを登録します。
項目名 | 設定例 |
カテゴリ | 事務作業 |
プロジェクト名 | 事務タスク |
なお、プロジェクトとライブラリのカテゴリ名を合わせておくと、ユーザーが探しやすくなります。
2.2.6 プロセス・ステータスの登録内容
作業依頼管理プロセスの「プロセス」では、次の内容を設定します。
項目名 | 設定例 |
プロセス名 | 作業依頼管理 |
ステータス名 | (特別権限) |
新規 | |
受付中 | |
作業中 | |
(完了) |
ステータスの設定例のうち「特別権限」と「完了」は、新規プロセスを作成するときに、自動的に生成されます。
2.2.7 画面項目の登録内容
作業依頼管理プロセスで案件管理をするため、プロセスに次の画面項目を登録します。
項目名 | 画面項目型 |
(タイトル) | テキスト |
(内容) | テキスト(複数行) |
依頼元 | テキスト |
プロセスの「画面項目」とは、プロセスで、実際に情報を格納する項目(フィールド)です。画面項目のデータ種類については、BIZ PLATFORM入門:プロセスの画面項目を参照してください。
2.2.8 プロセス種別の登録内容
作業依頼管理プロセスでは、次のプロセス種別で、ひとつのプロセスを2つの流れで表示します。
項目名 | 設定例 |
プロセス種別 | 社内 |
社外 |
プロジェクトのカテゴリや、プロセス・ステータス・プロセス種別は、BIZ PLATFORMのビジネスプロセストップに次のように表示されます。
2.2.9 アクション
作業依頼管理プロセスの「アクション」では、案件の状態を進めるため、各ステータスに次のアクションを設定します。
ステータス | アクション |
特別権限 | 新規登録 |
新規 | 「受付中」にする |
受付中 | 「作業中」にする |
作業中 | 「完了」にする |
作業依頼管理プロセスの「ロール」では、メンバーが、プロセスやステータス・画面項目・アクション・関連ライブラリなどを閲覧・編集できるよう、次の「ロール」を設定します。
項目名 | 設定例 |
ロール名 | ALL |