BIZ PLATFORMのシステム設定は、次のような2つの流れのどちらかで行うと良いでしょう。
- すべての設定を一度に行う
- 最初に基本的な設定を行い、順次拡張する
1.6.1 すべての設定を一度に行う
すべての設定を一度に行う場合は、事前に利用イメージを明確にし、そこからステータス遷移と実行可能アクションを定義しておき、一度にBIZ PLATFORMのシステム設定を行います。大規模なビジネスプロセス構築に向いています。
BIZ PLATFORMでは、システム設定を支援するため、下記のツールを提供しています。システム設定に当たっては、次のようにしてビジネスプロセスの設定内容を設計します。
- ご利用イメージ
- ステートチャート
- マスタ設定シート
ご利用イメージの作成
「ご利用イメージの作成」では、プロジェクト・プロセス・ライブラリ・ロールを洗い出し、各ロールの権限(参照・編集)を定義します。
ステートチャートの作成
「ステートチャートの作成」では、利用イメージを元に、ステータスの遷移と実行可能アクションを定義して、下記を行います。
- プロジェクトごとにプロセスを配置する
- プロセスごとに必要なステータスを洗い出す
- ステータス遷移させるためのアクションを洗い出す
マスタ設定シートの作成
「マスタ設定シートの作成」では、利用イメージとステートチャートで決定した必要最小限のパラメータをマスタ設定シートに転記したあと、管理画面で設定する詳細なパラメータを定義していきます。
マスタ設定シートには、下記の項目などを転記します。
- ステータス
- プロセス種別
- 画面項目
- アクション
- 画面の概要
1.6.2 最初に基本的な設定を行い、順次拡張する
最初に基本的な設定を行い、順次拡張する場合は、次章で説明するように単純なビジネスプロセスを構築し、そこへ順番に機能を拡張していきます。この方式であれば、利用イメージや設定内容が充分に明確になっていない場合でも、トライ&エラーでビジネスプロセス管理を構築していくことができます。いわば、反復型のシステム設定です。