データレポート機能では、管理者が設定した内容に従って、ユーザーがデータを出力します。これに対してレポート出力機能では、ユーザーが、一覧表示から出力したい行を選択して、出力することが可能になりました。
なお、レポート機能は、マルチテナント環境では全テナントで、複数同時に実行されず、必ず1つだけが実行されます。
8.2.1 基本操作
ここでは、レポート出力機能の基本操作を説明します。
レポート出力を呼び出す
レポート機能を呼び出すには、上部の「レポート」タブをクリックします。
操作画面の構成
レポート機能は、次のような画面構成になっています。
画面に、レポートデータを一覧表示するには、左側のレポート出力設定から、表示したいデータ設定(例:インシデント一覧)をクリックします。
レポートを出力する
レポートデータは、画面で出力したい行だけ選択することができます。
レポートデータを出力するには、次のように操作します。
- 出力したい行だけ、画面左はしのチェックボックスをオンにします。
- 右上の「レポート出力」ボタンをクリックします。
これで、管理画面で設定したファイル形式で、レポートファイルを出力できました。
レポート出力の履歴
レポート機能では、出力ファイルの履歴を確認することができます。また、以前に出力したファイルを再度ダウンロードすることができます。
出力履歴を確認するには、右上の「出力履歴」リンクをクリックします。
以前に出力したファイルを再度ダウンロードするには、「出力履歴」ポップアップの「ファイル」アイコンをクリックします。
8.2.2 設定
レポート機能は、あらかじめ管理画面で、出力するデータの主な内容を設定しておく必要があります。
なお、ロールのプロジェクト共通権限により、利用可/不可を設定します。また、画面項目をレポートで表示するには、ロールの「権限」-「表示」で設定しておく必要があります。
レポート出力機能を利用可能にする
レポート機能を利用可能にするには、「ロール」-「プロジェクト共通権限」で、「レポート利用」を"利用可"に設定します。
レポート出力管理を設定する
出力するレポートを設定するには、次のように操作します。
まず、レポート出力設定を新規作成します。
- 管理者権限でログインし、管理画面を開く
- 管理画面の上部メニューで「レポート出力管理」タブをクリックします。
- 「レポート出力一覧」が表示されたら、「新規作成」ボタンをクリック
- 「レポート出力新規作成」ポップアップで、必要項目を入力
- 「完了」ボタンをクリック
これで、レポート出力設定を新規作成できました。
続いて、出力するレポートの具体的な項目名を設定します。
6.「レポート出力一覧」で新規作成した設定(例:インシデント一覧)の「レポート出力名」リンクをク リック
7.「レポート出力設定」ポップアップが表示されたら、「出力設定」タブの「出力項目作成」ボタン で、出力項目を選択する
8.続いて「CSV設定」タブに切り替えて、必要な内容を設定する
9.「完了」ボタンをクリック
これで、管理側でレポート出力の設定が完了しました。
ロール・閲覧タグによる出力制御
「レポート出力」機能では、ロール・閲覧タグにより、表示・出力するデータを制御できます。この場合、ユーザータグに一致する閲覧タグが付与されている案件の情報などを、レポートに表示・出力することが可能になりました。
閲覧タグによる出力制御を行うには、「レポート出力設定」の「出力設定」タブで、"閲覧タグによる出力制御を行う"をオンにします。