関連するプロセスの設定手順は、次のようになります。
- 関連先プロセスを作成する
- 関連元プロセスで関連先プロセスを関連付ける
- 関連案件の参照項目を設定する
- 関連案件のレイアウトを設定する
- 起票設定する
- アクションを設定する
- 関連案件作成ファンクションを設定する
- 遷移後ステータスを設定する
4.4.1 関連先プロセスを作成する
プロセス同士を関連付けるには、関連付けたいプロセス(関連先プロセス)をあらかじめ作成しておきます。見本となるプロセスがある場合には、そのプロセスをコピーして修正すると簡単です。
プロセスをコピーするには、次のように操作します。
- 左メニューで、「プロジェクト情報」-「プロセス管理」をクリックし「プロセス一覧」を呼び出す
- コピーしたいプロセスの「コピーアイコン」をクリック
3.「コピーしますか」と表示されたら、「はい」ボタンをクリック
これで、プロセスがコピーされました。「編集」リンクをクリックして、プロセス名を変更しておきましょう。また、必要に応じて、プロセス種別やステータスも変更しておきます。
たとえば、次のように、関連元プロセスとして「作業依頼管理」プロセスがあった場合、関連先プロセスとして「作業依頼先」プロセスを用意しておきます。
4.4.2 関連元プロセスで関連先プロセスを関連付ける
関連先プロセスを作成したら、関連元プロセスで関連先プロセスを関連付けます。これには、業務依頼管理プロセス(関連元プロセス)で、次のように操作します。
- 左メニューで、「プロジェクト情報」-「プロセス管理」をクリックし「プロセス一覧」を呼び出す
- 関連元プロセス(関連元プロセス - 例:作業依頼管理)の「関連」(詳細)リンクをクリック
3.「関連プロセス一覧」が表示されたら、「新規作成」ボタンをクリック
4.「関連プロセス設定」画面が表示されたら、関連付ける関連先プロセス(例:作業依頼先)を選択
5.「完了」ボタンをクリック
これで、「作業依頼管理」プロセスに「作業依頼先」を関連付けることができました。「関連プロセス一覧」画面には、関連プロセスの一覧が表示されています。
4.4.3 関連案件の参照項目を設定する
関連元プロセスの案件では、関連先プロセスの案件の情報を関連案件として参照できます。
参照設定した情報は、案件詳細画面に、関連案件として表示されます。
関連案件として参照する画面項目を設定するには、次のように操作します。
- 「関連プロセス一覧」で、表示したい関連先プロセスの「表示項目」(詳細)リンクをクリック
2.「関連プロセス- 表示項目設定」が表示されたら、「設定・編集」ボタンをクリック
3.関連案件として表示したい項目の「表示」チェックボックスを「オン」にする
4.「完了」ボタンをクリック
これで、関連案件として参照する画面項目を設定できました。
※表示設定の「直接案件」「家族案件」「親戚案件」は、次のような関係になります。
4.4.4 関連案件のレイアウトを設定する
案件詳細画面に表示する関連案件のレイアウトは、次のように設定します。
- 左メニューで、「関連プロセス」-「表示設定」をクリック
- 「関連プロセス- 表示設定」が表示されたら、「レイアウト設定」ボタンをクリック
- 「レイアウト設定」ポップアップが表示されたら、ドラッグ&ドロップで表示順を指定する
- 「完了」ボタンをクリック
これで、関連案件のレイアウトを設定できました。
4.4.5 起票設定する
「起票設定」を利用すると、関連プロセスに案件を起票するとき、関連元プロセスからコピーする案件データを指定できます。
起票設定は、次のようにして操作します。
- 左メニューで、「プロジェクト情報」-「プロセス管理」をクリックし「プロセス一覧」を呼び出す
- 関連先プロセス(例:作業依頼先)の「起票」(詳細)リンクをクリック
3.コピー元のプロセス(例:作業依頼管理)の「操作」(詳細)リンクをクリック
4.「起票設定詳細」が表示されたら、起票時に記入される項目(例:タイトル)の「操作」(設定)リン
クをクリック
5.コピーしたい項目の「起票設定」ラジオボタンを「オン」にする
- 「完了」ボタンをクリック
7.手順4~6をくり返して、残りの項目の「起票設定 (コピー元)」を設定する
これで、起票時のコピー内容が設定できました。
※起票時のコピーでは、コピー元とコピー先の画面項目型が、同一でなければなりません。
(テキストとIDを除く)
4.4.6 アクションを設定する
続いて、関連案件を起票するアクションを設定します。
ここでは、案件を起票する側である関連元プロセスで、「受付中」ステータスに「作業を依頼する」というアクションを設定します。
- 左メニューで、「プロジェクト情報」-「プロセス管理」をクリックし「プロセス一覧」を呼び出す。
- 「プロセス一覧」で、関連元プロセス(例:作業依頼管理)の「設定 - アクション」(詳細)リンクをクリック
3.「アクション一覧」が表示されたら、「遷移前ステータス」で"全て"を選択
4.すべてのステータスが表示されたら、「受付中」ステータスの「新規登録」ボタン(書類マーク)を
クリック
5.「アクション作成」ポップアップが表示されたら、アクション名(例:作業を依頼する)を入力
6.「作業を依頼する」アクションを構成する、次のファンクションを右側から左側にドラッグ&ドロ
ップする
- 関連案件を作成する
- ステータスを更新する
- コメントを作成する
7.「完了」ボタンをクリック
これで、「作業を依頼する」アクションが追加できました。アクション一覧には、追加したアクションが表示されています。
4.4.7 関連案件作成ファンクションを設定する
続いて、関連案件起票時のファンクションの詳細を設定します。
- 「アクション一覧」で、関連元プロセス(例:作業依頼管理)-「受付中」ステータスの「作業を依頼する」アクションの、「ファンクション - 関連」アイコンをクリック
2.「ファンクション名:関連案件を作成する」ポップアップが作成されたら、「エスカレーション」ラ ジオボタンを選択
3.プロジェクトの「選択」ボタンをクリックして、起票先となる関連先プロセスとプロセス種別を設 定 する
- プロジェクト:事務タスク
- プロセス:作業依頼先
- プロセス種別:第1グループ
4.「完了」ボタンをクリック
これで、関連案件作成ファンクションを設定できました。
4.4.8 遷移後ステータスを設定する
さらに、次のようにして、遷移後ステータスも設定します。ここでは、関連先プロセスの起票後のステータスと、関連元プロセスの遷移後ステータスを選択します。
- 「遷移後ステータス」(未設定)リンクをクリック
2.「ファンクション名:ステータスを更新する」ポップアップが表示されたら、次のように関連先プロセスの遷移後ステータスを設定する
- 更新条件:無条件
- ステータス:新規依頼
- 更新対象:管理者が設定する
3.「ファンクション名:ステータスを更新する」ポップアップの左下の「追加」ボタンをクリックして、次のように関連元プロセスの遷移後ステータスを設定する
- プロジェクト:事務タスク
- プロセス:作業依頼管理
- 更新条件:無条件
- ステータス:作業中
- 実行条件:無条件
4.「ファンクション名:ステータスを更新する」ポップアップの「完了」ボタンをクリック
これで、遷移後ステータスを設定できました。
このほかに、通常のアクションと同じように、関連元プロセスの「作業を依頼する」アクションに対して「ロール」「画面項目」を設定してください。
これで、関連プロセスの設定は完了です。
BIZ PLATFORMの通常の操作画面には、「受付中」ステータスになっている案件に、「作業を依頼する」アクションが表示されるようになります。「作業を依頼する」アクションを実行すると、関連先プロセスに案件が起票されます。関連元プロセスの案件と関連先プロセスの案件が関連付けられて、関連元プロセスの案件詳細情報に、関連先プロセスの関連案件の情報が表示されます。
※「関連案件を作成する」ファンクションを含むアクション作成する場合、「関連先プロセスの遷移後ステータス」(手順2)⇒「関連元プロセスの遷移後ステータス」(手順3)の順序で設定を行う必要があります。