ここでは、プロセスを活用する際に便利な、実用的なテクニックを取り上げます。
4.2.1 案件起票時の初期値を設定する
案件を起票する時、各画面項目の入力フォームに初期値を設定することができます。初期値は、各画面項目で設定します。また、関連案件の起票時には、関連元の案件の情報をコピーすることができます。
設定
画面項目の初期値を設定するには、次のように操作します。ここでは、テキスト型画面項目を例に取り上げます。
- 左メニューで、「プロジェクト情報」-「プロセス管理」をクリックして、「プロセス一覧」を呼び出す
- 初期値を設定したいプロセスの「画面項目」(詳細)をクリックする
- 画面項目一覧が表示されたら、初期値を設定したい画面項目名をクリック
- 画面項目の設定ポップアップが表示されたら、「画面項目型設定」タブの「初期値」を入力
- 「完了」ボタンをクリック
これで、画面項目の初期値を設定できました。
設定内容
各画面項目には、次のような値を初期値として設定できます。
画面項目 | 初期値 |
テキスト |
通常テキスト項目: ID、メールアドレス、ユーザー名など ユーザーマスタ型画面項目と連動: 該当ユーザーのユーザーマスタと連動した参照先画面項目の値 |
テキスト(複数行) | (設定不可) |
コンボボックス | デフォルトの選択項目 |
ラジオボタン | デフォルトの選択項目 |
チェックボックス | デフォルトの選択項目 |
リストボックス | デフォルトの選択項目 |
日付 | システム日付、外部接続 |
ユーザーマスタ | ログインユーザー |
ライブラリ | 参照ライブラリの画面項目の値 |
プロセス | (設定不可) |
ID | 自動採番 |
数値 | 任意の数値 |
添付ファイル | (設定不可) |
時刻 | デフォルトの時刻 |
4.2.2 画面項目を検索対象に追加する
BIZ PLATFORMでは、任意のキーワードによる案件検索と絞り込み検索が可能です。各画面項目は、検索の対象にするか、絞り込み検索の対象にするかを設定することができます。
設定
各画面項目を、検索の対象にするか、絞り込み検索の対象にするかは、次のように操作します。
- 左メニューの「プロセス管理」をクリック
- 「プロセス管理」欄の「プロセス一覧」で、設定したいプロセスの「画面項目」(詳細)リンクをクリック
- 「画面項目一覧」が表示されたら、設定したい画面項目名をクリック
- 画面項目のポップアップが表示されたら、「表示設定」タブをクリック
- 次のチェックボックをオンにする
- 一覧画面の検索条件とし、絞り込み条件に表示
- 一覧画面の検索条件とし、キーワード検索に表示
- 「完了」ボタンをクリック
これで、画面項目を検索対象に設定できました。
画面項目によって利用できる検索機能
検索機能は、画面項目によって、対象になる機能が次のように異なります。
画面項目 | キーワード検索 | 絞り込み検索 |
テキスト | 〇 | 〇 |
テキスト(複数行) | 〇 | 〇 |
コンボボックス | 〇 | 〇 |
ラジオボタン | 〇 | 〇 |
チェックボックス | × | 〇 |
リストボックス | × | 〇 |
日付 | × | 〇 |
ユーザーマスタ | 〇 | 〇 |
ライブラリ | × | 〇 |
プロセス | × | 〇 |
ID | 〇 | 〇 |
数値 | × | 〇 |
添付ファイル | 〇 | 〇 |
時刻 | × | 〇 |
4.2.3 案件一覧のレイアウトを変更する
案件一覧画面では、表示する画面項目を指定しておくことができます。また、案件一覧で画面項目と案件を表示する順序を指定しておくことができます。案件一覧に表示する画面項目を指定するには、各画面項目で、一覧表示をオンにしておきます
※ 案件一覧画面に追加された画面項目には、ロール設定の表示権限が反映されません。権限に応じて非表示になりうるユーザーが存在する画面項目は、一覧表示をオフにして下さい。
案件一覧に、表示する画面項目を追加する
案件一覧に表示する画面項目を指定するには、各画面項目で、一覧表示をオンにしておきます。これは、次のように操作します。
- 左メニューの「プロセス管理」をクリック
- 「プロセス管理」欄の「プロセス一覧」で、設定したいプロセスの「画面項目」(詳細)リンクをクリック
- 「画面項目一覧」が表示されたら、設定したい画面項目名をクリック
- 画面項目のポップアップが表示されたら、「表示設定」タブをクリック
- 次のチェックボックスをオンにする
- 一覧に表示する
- 「完了」ボタンをクリック
これで、画面項目を案件一覧に表示できるようになりました。
案件一覧で、画面項目を表示する順序を設定する
案件一覧で、画面項目を表示する順序を設定するには、画面項目のレイアウト設定で、一覧表示を設定します。これは、次のように操作します。
- 「プロセス管理」-「画面項目一覧」を選択する
- 左メニューで「レイアウト設定」をクリック
- 「レイアウト設定」が表示されたら、一覧表示の「レイアウト設定」ボタンをクリック
- 「レイアウト設定」ポップアップが表示されたら、画面項目を表示したい順序にドラッグ&ドロップで並び替えます。
- 「完了」ボタンをクリック
これで、画面項目の表示順序を設定できました。
案件一覧で、案件を表示する順序を設定する
案件一覧に案件を表示する順序を指定するには、画面項目のレイアウト設定で、初期表示を設定します。これは、次のように操作します。
- 「プロセス管理」-「画面項目一覧」を選択する
- 左メニューで「レイアウト設定」をクリック
- 「レイアウト設定」が表示されたら、一覧表示の「初期表示設定」ボタンをクリック
- 「初期表示設定」ポップアップが表示されたら、並び替えのキーになる画面項目と、昇順/降順を指定して、「次へ」ボタンをクリック
- 絞り込み条件などを設定する
- 「完了」ボタンをクリック
特記事項
案件一覧画面に追加された画面項目には、ロール設定が反映されません。案件一覧に表示したくない画面項目は、ロール設定に関わらず、一覧表示をオフにして下さい。
4.2.4 案件詳細画面のレイアウトを変更する
案件詳細画面では、レイアウト設定により、画面項目名ラベルとデータ欄とを分離して配置したり、画面項目名ラベルを省略したりできます。
基本動作
案件詳細画面のレイアウトは、高い自由度を持っており、次のように、表のような形式のレイアウトが実現できます。
このようなレイアウトは、次の機能を組み合わせることで実現しています。
- 画面項目で、見出しと入力欄を分離して配置
- 画面項目で、見出しを非表示化し、データ欄だけを表示
- 画面項目と連動しないカスタムラベルを追加
機能を使用する前提・準備
画面項目のレイアウトを行うには、あらかじめ画面項目を追加しておく必要があります。
設定の流れ
画面項目のレイアウトは、次のように操作します。
- レイアウト設定を呼び出す
- 見出しを分離/結合する
- 見出しを非表示化する
- カスタムラベルを利用する
1.レイアウト設定を呼び出す
画面項目のレイアウト設定を呼び出すには、次のように操作します。
- 「プロセス管理」-「画面項目一覧」を選択する
- 左メニューで「レイアウト設定」をクリック
- 「レイアウト設定」が表示されたら、詳細表示の「レイアウト設定」ボタンをクリック
4.「レイアウト設定」ポップアップが表示されたら、必要な位置に画面項目およびカスタムラベルを
配置する
5.「完了」ボタンをクリック
2.見出しを分離/結合する
画面項目の見出しと入力欄を分離・結合するには、画面項目のレイアウト設定で次のように操作します。分離した見出しとデータ欄は、ドラッグで配置できます。
- 分離する: 見出し右上のマウスオーバー時に表示される「◆」マークをクリック
- 結合する: 見出しとデータ欄を見出し右上に表示される「><」マークをクリック
3.見出しを非表示化する
画面項目の見出しを非表示にするには、画面項目のレイアウト設定で次のように操作します。
- 見出しを非表示にする: 分離した見出しを右側のワークエリアに配置する
4.カスタムラベルを利用する
カスタムラベルとは、画面項目と結びつかない状態で、見出しだけを追加する機能です。たとえば、表形式に配置したとき、上部の見出しとして利用したり、独立した注釈として利用したりできます。
カスタムラベルを追加・編集・削除などするには、次のように操作します。
- カスタムラベルの追加 :右側(ワークエリア)の「+」ボタンをクリック
- カスタムラベルの編集 :ダブルクリックする
- カスタムラベルのサイズ変更 :右下をドラッグ
- カスタムラベルの削除 :マウスオーバーで表示される「×」ボタンをクリック
4.2.5 画面に色を付ける(プロセス種別)
次の画面で、任意のプロセス種別に色を付けて表示することができます。
- ビジネスプロセストップ
- 案件一覧
- マイタスク
設定
プロセス種別の色を設定するには、次のように操作します。
- 左メニューの「プロセス管理」をクリック
- 「プロセス管理」欄の「プロセス一覧」で、設定したいプロセスの「プロセス種別」(詳細)リンクをクリック
- 「プロセス種別一覧」が表示されたら、色を設定したいプロセス種別をクリック
- 「プロセス種別情報編集」ポップアップが表示されたら、次のように設定する
・色:(クリックして色を選択)
・色を反映させる画面
:ビジネスプロセストップ
:案件一覧、マイタスク - 「完了」ボタンをクリック
これで、プロセス種別に色を設定できました。
4.2.6 画面に色を付ける(ステータス)
次の画面で、任意のステータスに色を付けて表示することができます。
- ビジネスプロセストップ
- 案件一覧
- マイタスク
設定
ステータスの色を設定するには、次のように操作します。
- 左メニューの「プロセス管理」をクリック
- 「プロセス管理」欄の「プロセス一覧」で、設定したいプロセスの「ステータス」(詳細)リンクをクリック
- 「ステータス一覧」が表示されたら、色を設定したいステータスをクリック
- 「ステータス情報編集」ポップアップが表示されたら、次のように設定する
・色:(クリックして色を選択)
・色を反映させる画面
:ビジネスプロセストップ
:案件一覧、マイタスク - 「完了」ボタンをクリック
これで、ステータスに色を設定できました。
4.2.7 画面に色を付ける(案件詳細画面の見出し)
案件詳細画面では、任意の画面項目の見出しに色を付けて表示することができます。
設定
案件詳細画面で、画面項目の見出しに色を設定するには、次のように操作します。
- 左メニューの「プロセス管理」をクリック
- 「プロセス管理」欄の「プロセス一覧」で、設定したいプロセスの「画面項目」(詳細)リンクをクリック
- 「画面項目一覧」が表示されたら、色を設定したい画面項目をクリック
- 画面項目のポップアップが表示されたら、次のように設定する
・色:(クリックして色を選択) - 「完了」ボタンをクリック
これで、画面項目の見出しの色を設定できました。
特記事項
画面項目の種類によって、選択肢などに別の色を反映させることができます。