ここでは、閲覧タグとユーザータグに関するテクニックを紹介します。
7.4.1 エスカレーション先のプロセスに、ユーザータグを引き継ぎ
エスカレーション時に、起票元案件から起票先案件に、ユーザータグをどう処理するかを選択できます。たとえば、ユーザーマスタ型画面項目でユーザーが選択された場合のみユーザータグを付与したり、ユーザータグを自動的に引き継いだり設定できます。
設定
エスカレーション時、ユーザータグを自動的に引き継ぐようにするには、次のように操作します。このとき、「関連案件を作成する」ファンクションで、「閲覧タグ制御:ユーザータグの制御を行う」をオンにします。
- 「アクション一覧」で、関連元プロセス(例:作業依頼管理)-「受付中」ステータスの「作業を依頼する」アクションの、「ファンクション - 関連」アイコンをクリック
- 「ファンクション名:関連案件を作成する」ポップアップが作成されたら、「エスカレーション」ラジオボタンを選択
- プロジェクトの「選択」ボタンをクリックして、起票先となる関連先プロセスとプロセス種別を設定する
- プロジェクト:事務タスク
- プロセス:作業依頼先
- プロセス種別:第1グループ
4.「閲覧タグ制御:ユーザータグの制御を行う」をオンにする。
5.「完了」ボタンをクリック
7.4.2 ユーザーマスタ型の画面項目で、ユーザータグを置き換え付与
「ユーザータグ制御」を設定することで、ユーザーマスタ型画面項目でユーザー名を選択した時の動作を次のように変更することができます。
- タグを自動付与しない ユーザーマスタ型画面項目でユーザー名を選択しても、該当するユーザータグは追加されません。
- タグを自動付与する ユーザーマスタ型画面項目でユーザー名を選択すると、該当するユーザータグが自動的に追加されます。元々のユーザータグは削除されません。
- タグを置き換えて付与する ユーザーマスタ型画面項目でユーザー名を選択すると、該当するユーザータグが元々のユーザータグと置き換えて追加されます。元々のユーザータグは削除されます。
設定
ユーザーマスタ型の画面項目で、ユーザータグの置き換えについて設定するためには、次のように操作します。
- 左メニューの「プロセス管理」をクリック
- 「プロセス管理」欄の「プロセス一覧」で、画面項目を追加したいプロセス(例:作業依頼管理)の「画面項目」(詳細)リンクをクリック
- 「画面項目一覧」で「画面項目の新規登録」ボタンをクリック
- 「画面項目の新規登録」ポップアップが表示されたら、必要事項を入力する
- 画面項目名: (例:業務担当者)
- 画面項目型: ユーザーマスタ
5.「ユーザータグ制御」で、必要な項目を選択する
6.「ロール設定」タブをクリックして、ロールを割り当てる
7.「完了」ボタンをクリック
これで、ユーザーマスタ型の画面項目で、ユーザータグの置き換えについて設定することができました。
新しい画面項目を追加した場合は、アクションで、追加した画面項目を表示するよう設定しておきます。
特記事項
ユーザータグを表示するには、「閲覧タグ編集権限」を"有り"に設定します。