ここでは、画面項目の利用で役立つ、いくつかのテクニックについて、詳しく説明します。
5.1.1 書式付きテキスト
テキスト複数行型の画面項目で、書式付きテキストが利用可能です。書式付きテキストは、プロセスの案件詳細画面、またはライブラリのアイテム詳細画面で利用できます。利用するには、新規にテキスト(複数行)型の画面項目を追加する必要があります。
書式付きテキストの内容や書式は、「アクション」ポップアップで設定します。
「アクション」ポップアップでは、書式付きテキストの画面項目に、次のボタンが表示されます。
利用可能な書式
書式付きテキストでは、次の書式が利用できます。
分類 | 書式 |
フォント書式 | 太字、斜体、下線、フォント色、書式削除 |
リスト | 箇条書き、番号付け |
配置 | 左揃え、中央揃え、右揃え |
その他 | 画像の挿入、画像アップロード、リンクの挿入 |
- 画像の挿入:表示する画像ファイルのURLとサイズを指定
- 画像アップロード:画像ファイルをサーバに登録
画像ファイル形式
表示できる画像ファイルの形式は、次のとおりです。
- ファイル形式:JPEG, GIF, PNG, BMP *1
*1 BMPファイルの表示は、ブラウザに依存します
設定
プロセスの書式付きテキストは、次のようにして画面項目として追加します。
- 管理者権限でログインし、管理画面を開く
- プロセス管理を表示する
- 書式付きテキストを追加したいプロセスの「画面項目」(詳細)リンクをクリック
- 「画面項目一覧」画面が表示されたら、「画面項目の新規登録」ボタンをクリック
- 「画面項目の新規登録」ポップアップが表示されたら、「画面項目型」として"テキスト(複数行) "を選択
- 「画面項目型設定」タブの「種別」で"書式付きテキスト項目として利用する"を選択
- 「完了」ボタンをクリック
画面項目として追加したら、「ロール」「アクションの画面項目」などを設定します。
ここでは、プロセス画面項目を例に説明していますが、ライブラリも同様の操作で設定します。
特記事項
- 書式付きテキストは、通常のテキスト(複数行)型と同様に、検索の対象になります。
- 画像表示は、書式付きテキストでも可能ですが、添付ファイル型およびテキスト型(URL種別)の画面項目にも表示できます。
- 書式付きテキストは、追加した後で、通常のテキスト型項目に変更できません。
- 既存のテキスト(複数行)型の画面項目は、書式付きテキストに変更できません。
- 書式付きテキストは、インポート・メール取り込み・レポート出力の対象になりません。
- 書式付きテキストは、マイタスクの一括アクションで利用できません。
5.1.2 テキスト型画面項目/添付ファイル型で画像表示
添付ファイル型・テキスト型の画面項目では、画像ファイルを表示可能です。画像表示が可能な画面項目型は以下の通りです。
- 添付ファイル型 (単一、複数)
- テキスト型 (URL種別)
画像表示は、プロセスの案件詳細画面、またはライブラリのアイテム詳細画面で利用できます。
この画像表示は、書式付きテキストでも実現できますが、このように単体の画面項目でも表示できます。
添付ファイルによる画像表示
添付ファイルにより画像を表示するには、画面項目として「添付ファイル型」を選択します。
添付ファイル型画面項目では、「単一ファイル添付」または「複数ファイル添付」が選択できます。
画面項目に画像を表示するには、「画像表示:詳細画面へ画像を表示する」を"オン"にします。
URLによる画像表示
URLにより画像を表示するには、画面項目として「テキスト型」を選択します。この場合、「http://www.example.net/foo.jpg 」というように、指定したURLの画像が、画面項目として表示されます。
画面項目に画像を表示するには、下記のように設定します。
- 種別 = URLを表示させる項目として利用する
- 画像表示:詳細画面へ画像を表示する = "オン"
画像ファイル形式
表示できる画像ファイルの形式は、次のとおりです。
- ファイル形式:JPEG, GIF, PNG, BMP *1
*1 BMPファイルの表示は、ブラウザに依存します
設定
プロセスに添付ファイル型の画面項目を追加し、画像表示を可能にするには、次のように操作します。
- 管理者権限でログインし、管理画面を開く
- プロジェクト管理-プロセス管理を表示する
- 添付ファイル型画面項目を追加したいプロセスの「画面項目」(詳細)リンクをクリック
- 「画面項目一覧」画面が表示されたら、「画面項目の新規登録」ボタンをクリック
- 「画面項目の新規登録」ポップアップが表示されたら、「画面項目型」として"添付ファイル"を選択
- 「画面項目型設定」タブの「画像表示」で"詳細画面へ画像を表示する"を選択
- 「完了」ボタンをクリック
画面項目として追加したら、「ロール」「アクションの画面項目」などを設定します。
ここでは、プロセス画面項目を例に説明していますが、ライブラリも同様の操作で設定します。
URLにより画像を表示する場合は、「【機能改善】テキスト型画面項目で、UNCによるファイルパス指定」の手順に従った上で、「画像表示:詳細画面へ画像を表示する」を"オン"にします。
5.1.3 テキスト型画面項目で、UNCによるファイルパス指定
テキスト型画面項目でURL種別を選んだ場合、UNCが指定可能になりました。
UNCとは、ファイルサーバ等のパスの表記法で、「¥¥server-name¥folder-name」といった表記が可能になりました(¥は半角)。Webブラウザとして、Internet Explorerを利用している場合には、ファイルサーバの該当ファイルへのリンクが表示されます。
なお、既存のテキスト型画面項目で、「URLを表示させる項目として利用する」を種別として選択している場合、自動的にUNC表記が利用可能になります。
設定
プロセスのテキスト型画面項目でUNCを利用するには、次のようにして画面項目として追加します。
- 管理者権限でログインし、管理画面を開く
- プロジェクト管理-プロセス管理を表示する
- テキスト型画面項目を追加したいプロセスの「画面項目」(詳細)リンクをクリック
- 「画面項目一覧」画面が表示されたら、「画面項目の新規登録」ボタンをクリック
- 「画面項目の新規登録」ポップアップが表示されたら、「画面項目型」として"テキスト"を選択
- 「画面項目型設定」タブの「種別」で"URLを表示させる項目として利用する"を選択
- 「完了」ボタンをクリック
画面項目として追加したら、「ロール」「アクションの画面項目」などを設定します。
ここでは、プロセス画面項目を例に説明していますが、ライブラリも同様の操作で設定します。
5.1.4 テキスト型画面項目で、日本語入力を自動的にオン/オフ設定
テキスト型の画面項目で、日本語入力を自動的にオン/オフするよう設定可能になりました。
設定
テキスト型の画面項目を新規登録するとき、日本語入力を自動オン/オフするには、次のように操作します。
- 「プロセス管理」-「画面項目一覧」で、「画面項目の新規登録」ボタンをクリック
- 「画面項目型」として「テキスト」を選択
- 「画面項目型設定」タブで、「IME制御」として"日本語入力をON"または"日本語入力をOFF"、"制御しない"を選択する
- そのほか必要とする項目を設定して、「完了」ボタンをクリック
特記事項
テキスト型画面項目で、日本語入力を自動的にオン/オフする機能は、OSやブラウザによって挙動が異なる場合があります。
- Internet Explorer 11 Windows 7 上のInternet Explorer 11とOffice IME を組み合わせて使用している場合、「半角カタカナ」になる場合があります
- Google chrome IME オフに設定していても、手動でオンにすることができます
なお、画面項目が数値型の場合は、日本語入力は自動的にオフになります。
5.1.5 テキスト型画面項目で、自動フリガナ表示
テキスト型の画面項目で、入力したテキストを自動的にフリガナで表示する機能が利用可能です。フリガナを表示するテキスト型画面項目は、表示元となる画面項目を指定する必要があります。2つのテキスト型画面項目を連動させて、一方に入力した変換前の"全角ひらがな"を取得し、全角カタカナとして入力・表示しています。
フリガナを表示する画面項目は、通常のテキスト型画面項目と同じように、手動でも、テキストを入力・編集できます。
設定
プロセスで、入力したテキストを自動的にフリガナで表示するには、次のように設定します。
あらかじめ、フリガナの入力元となるテキスト型画面項目(例:申込者)を追加しておきます。
- 管理者権限でログインし、管理画面を開く
- プロジェクト管理-プロセス管理を表示する
- テキスト型画面項目を追加したいプロセスの「画面項目」(詳細)リンクをクリック
- 「画面項目一覧」画面が表示されたら、「画面項目の新規登録」ボタンをクリック
- 「画面項目の新規登録」ポップアップが表示されたら、「画面項目型」として"テキスト"を選択
- 「画面項目型設定」タブの「種別」で"テキスト型画面項目と連動させてフリガナを入力する"を選択
- 「対象画面項目」で、入力元となるテキスト型画面項目(例:申込者)を選択
- 「完了」ボタンをクリック
画面項目として追加したら、「ロール」「アクションの画面項目」などを設定します。
ここでは、プロセス画面項目を例に説明していますが、ライブラリも同様の操作で設定します。
特記事項
ひとつの入力元となるテキスト型画面項目に対しては、自動フリガナ表示をするテキスト型画面項目は、ひとつだけ設定できます。
自動フリガナ表示をするテキスト型画面項目は、2個以上設定できません。
5.1.6 テキスト型画面項目で、入力制限文字数を指定
データ入力をきめ細かく制御するため、テキスト型の画面項目で、入力できる文字数を制限することが可能です。テキスト型画面項目に入力制限文字数を指定した場合、アクションポップアップで、データ入力時に制限外の文字を入力すると、次のようにメッセージが表示されます。
※ テキスト型画面項目で、システム上で入力できる最大文字数は255文字です。作成できる画面項目数を増やすために、 128文字とすることも可能です。
入力文字制限数の設定値は、この最大文字数より小さい必要があります。
設定
テキスト型の画面項目を新規登録するとき、入力文字数を制限するには、次のように操作します。なお、ライブラリのテキスト型画面項目も同様に設定します。
- 管理者権限でログインし、管理画面を開く
- 「プロジェクト管理」タブをクリック
- 任意のプロジェクト情報を表示する
- 該当するプロセスの「画面項目」-「詳細」をクリック
- 画面項目一覧で、「画面項目の新規作成」ボタンをクリック
- 「画面項目の新規作成」画面が表示されたら、次のように設定します
- 画面項目型:テキスト
- 入力制限文字数:(最小制限文字数) ~ (最大制限文字数)
7.「完了」ボタンをクリック
特記事項
- 入力制限文字数の最小値には、デフォルトで1が設定されます。
- データが入力された場合に、入力制限文字数のチェックが動作します。データが入力されない場合(文字数がゼロ)であっても利用可能です。
5.1.7 数値型画面項目で、桁区切りの表示/非表示
数値型画面項目で、桁区切りの表示/非表示が可能です。
設定
プロセスで桁区切りの表示に切り替えるには、次のように操作します。
- 管理者権限でログインし、管理画面を開く
- プロジェクト管理-プロセス管理を表示する
- 添付ファイル型画面項目を追加したいプロセスの「画面項目」(詳細)リンクをクリック
- 「画面項目一覧」画面が表示されたら、「画面項目の新規登録」ボタンをクリック
- 「画面項目の新規登録」ポップアップが表示されたら、「画面項目型」として"数値"を選択
- 「画面項目型設定」タブの「桁区切り:桁区切り(,)を使用する」を"オン"にする
- 「完了」ボタンをクリック
画面項目として追加したら、「ロール」「アクションの画面項目」などを設定します。
ここでは、プロセス画面項目を例に説明していますが、ライブラリも同様の操作で設定します。
特記事項
既存の数値型画面項目は、「桁区切り表示」が"オン"になっています
CSVデータを出力する場合、「桁区切り表示」の設定に関わらず、桁区切りなしで出力されます。
5.1.8 数値型画面項目で、生年月日から満年齢を自動計算
プロセスの数値型画面項目では、生年月日から満年齢を自動計算できます。そのために、数値型画面項目の種別で、満年齢計算を利用します。
基本動作
数値型画面項目の種別として満年齢計算を選択すると、次のように、フロント画面に満年齢が表示されます。満年齢計算は、生年月日から指定の日付までの満年齢を計算して表示します。
設定
生年月日から満年齢を自動計算するには、次のように設定します。なお、満年齢を自動計算するには、生年月日を格納する日付型画面項目と年齢を計算する基準日を指定します。現在の満年齢を計算するには、基準日に「システム日付」を設定します。
- 管理者権限でログインし、管理画面を開く
- 「プロジェクト管理」タブをクリック
- 任意のプロジェクト情報を表示する
- 該当するプロセスの「画面項目」-「詳細」をクリック
- 画面項目一覧で、「画面項目の新規作成」ボタンをクリック
- 「画面項目の新規作成」画面が表示されたら、次のように設定します
- 画面項目型:数値
- 種別:満年齢計算
- 基準日:(満年齢を計算する日付)
- 生年月日:(生年月日を格納する日付型画面項目名)
7.「完了」ボタンをクリック
特記事項
満年齢計算は、その当日にカウントアップされます。
5.1.9 数値型画面項目の外部接続機能
外部のWebサービスなどに接続して、日付型および数値型の画面項目に入出力できます。
※Exプラン、Directプラン向けの機能です。
機能を使用する前提・準備
外部接続機能を利用するには、「SOAP呼び出し」オプションが必要となります。設定変更につきましては、サービス提供事業者またはお客様環境の管理者にお問い合わせください。
設定
数値型の画面項目を新規作成するとき、外部接続機能を利用するには、次のように操作します。
- 「プロセス管理」-「画面項目一覧」を選択する
- 「画面項目の新規登録」ボタンをクリック
- 「画面項目の新規登録」ポップアップが表示されたら、「画面項目型」として「数値」を選択
- 「画面項目型設定」タブで、「種別」として"外部接続"を選択
5.「外部接続設定」タブで、必要事項を入力する
6.「完了」ボタンをクリック
これで、数値型の画面項目で外部接続機能を利用できるようになりました。
5.1.10 数値型画面項目の入力制限で、入力値の範囲チェック可能
データ入力をきめ細かく制御するため、数値型の画面項目で、入力値を条件指定することができるようになりました。条件は、複数指定が可能です。
指定した条件からはずれたデータを入力した場合、「数値が正しくありません」というエラーメッセージが表示されます。
設定
数値型の画面項目を新規登録するとき、入力制限する条件を指定するには、次のように操作します。
- 「プロセス管理」-「画面項目一覧」で、「画面項目の新規登録」ボタンをクリック
- 「画面項目型」として「数値」を選択
- 「画面項目型設定」タブで、「入力制限」のチェックボックスをオンにする
- 「追加」ボタンをクリック
- 条件を設定する
- そのほか必要とする項目を設定して、「完了」ボタンをクリック
5.1.11 日付型画面項目の入力制限で、条件指定に月数を指定
データ入力をきめ細かく制御するため、日付型の画面項目で、入力制限の条件に月数を指定することが可能になりました。指定した月数を超えた場合、「日付が正しくありません」というエラーメッセージが表示されます。
設定
日付型の画面項目を新規登録する時、入力制限の条件に月数を指定するには、次のように操作します。
- 「プロセス管理」-「画面項目一覧」で、「画面項目の新規登録」ボタンをクリック
- 「画面項目型」として「日付」を選択
- 「画面項目型設定」タブで、「入力制限」の「追加」ボタンをクリック
- 「条件」欄で「ヶ月」を選択する
- そのほか必要とする項目を設定して、「完了」ボタンをクリック
5.1.12 日付型画面項目の非営業日入力で、エラーメッセージを表示
データ入力をきめ細かく制御するため、日付型の画面項目で、入力制限に非営業日が含まれた場合、エラーメッセージを表示するよう設定可能になりました。
※非営業日は、「プロセス情報」-「カレンダー管理」で、非営業日に設定した曜日です。
設定
日付型の画面項目を新規登録するとき、入力制限の非営業日入力時を設定するには、次のように操作します。
- 「プロセス管理」-「画面項目一覧」で、「画面項目の新規登録」ボタンをクリック
- 「画面項目型」として「日付」を選択
- 「画面項目型設定」タブで、「入力制限」の「追加」ボタンをクリック
- 「営業日換算を行う」チェックボックスをオンにする
- 「非営業日入力時の扱い」で"入力エラーとする"を選択
- そのほか必要とする項目を設定して、「完了」ボタンをクリック
5.1.13 日付型画面項目の入力制限で、条件指定に月数指定が可能
データ入力をきめ細かく制御するため、日付型の画面項目で、入力制限の条件に月数を指定することが可能になりました。指定した月数を超えた場合、「日付が正しくありません」というエラーメッセージが表示されます。
設定
日付型の画面項目を新規登録する時、入力制限の条件に月数を指定するには、次のように操作します。
- 「プロセス管理」-「画面項目一覧」で、「画面項目の新規登録」ボタンをクリック
- 「画面項目型」として「日付」を選択
- 「画面項目型設定」タブで、「入力制限」の「追加」ボタンをクリック
- 「条件」欄で「ヶ月」を選択する
- そのほか必要とする項目を設定して、「完了」ボタンをクリック
5.1.14 添付ファイル型画面項目で、添付ファイルのダウンロード履歴を追加
プロセスの案件およびライブラリのアイテムで利用される添付ファイル型画面項目では、添付ファイルのダウンロード履歴が利用できます。
基本動作
添付ファイル型画面項目に、次のようにアイコンが表示されます。
アイコンをクリックすると、「ダウンロード履歴」が表示されます。
※アイコンは、添付ファイルが一度でもアップロードされると表示されます。
※ロールの共通権限で「ダウンロード履歴機能利用:利用可、利用不可」が設定可能です。
設定
プロセスの添付ファイル型画面項目で、添付ファイルのダウンロード履歴を利用するには、次のように画面項目と共通権限を設定します。なお、ライブラリの添付ファイル型画面項目も同様に設定します。
- 管理者権限でログインし、管理画面を開く
- 「プロジェクト管理」タブをクリック
- 任意のプロジェクト情報を表示する
- 該当するプロセスの「画面項目」-「詳細」をクリック
- 画面項目一覧で、「画面項目の新規作成」ボタンをクリック
- 「画面項目の新規作成」画面が表示されたら、次のように設定します
- 画面項目型:添付ファイル
- 履歴:ダウンロード履歴機能を利用する オン
7.「完了」ボタンをクリック
8.画面項目一覧の左メニューで、「ロール管理」をクリック
9.ロール一覧で、任意のロールの「共通権限」-「詳細」リンクをクリック
10.共通権限が表示されたら、「設定・編集」ボタンをクリック
11.「共通権限設定」画面で、次のように設定する
- ダウンロード履歴機能利用:利用可
12.「完了」ボタンをクリック
特記事項
- 複数ロールを保持するユーザーは、いずれかのロールで利用可ならばダウンロード履歴を利用できます
- この画面項目が削除された場合、ダウンロード履歴も削除されます
5.1.15 画面項目間ルールによるメッセージ表示
画面項目間ルールは、画面項目への入力内容に応じて、警告メッセージまたはエラーメッセージを表示する機能です。アクションを実行して「確認」ボタンをクリックしたとき、画面項目の内容に応じてメッセージを表示することができます。
画面項目間ルールでは、次の2つのメッセージ種類を選択できます。
- 警告メッセージ:表示されても入力エラーにはならず、データ登録を続けることができます。
- エラーメッセージ:表示されると入力エラーとなり、データ登録を続けることができません。確認画面を省略するアクションの場合は、完了できません。
機能を使用する前提・準備
画面項目間ルールを使用するには、プロジェクト編集で「画面項目間ルール」を"使用する"に設定する必要があります。
基本動作
画面項目間ルールを使用すると、案件の登録時やアクション実行時に、画面項目の入力内容に応じて警告メッセージが表示されます。
適用される画面項目
画面項目間ルールは、次の画面項目に使用できます。
- ID
- タイトル
- 内容
- 最終更新日
- 最終更新者
設定の流れ
「画面項目間ルール」は、次の手順で設定します。
- プロジェクト編集で「画面項目間ルール」を"使用する"に設定
- 画面項目間ルールを作成する
1. プロジェクト編集で「画面項目間ルール」を"使用する"に設定
プロジェクトに対して「画面項目間ルール」を"使用する"に設定するには、次のように操作します。
- 管理者権限でログインし、管理画面を開く
- 「プロジェクト管理」タブ-「プロジェクトカテゴリ」を選択する
- 「プロジェクト一覧」が表示されたら「画面項目間ルール」を使用したいプロジェクトの「編集」をクリック
- 「プロジェクト編集」ポップアップが表示されたら、「画面項目間ルール」で"使用する"を選択する
- 「完了」ボタンをクリック
これで、プロジェクトに対して「画面項目間ルール」を"使用する"に設定できました。
2. 画面項目間ルールを作成する
画面項目間ルールを作成するには、次のように操作します。画面項目間ルールの条件は、複数設定が可能です。
- 「プロセス管理」-「画面項目一覧」を選択する
- 左メニューで「画面項目間ルール設定」をクリック
- 「画面項目間ルール作成」ボタンをクリック
- 「画面項目間ルール作成」ポップアップが表示されたら、必要な項目を設定
- メッセージ種類」で”警告”または"エラー"を選択する
- 「完了」ボタンをクリック
これで、画面項目間ルールを作成できました。
アクションポップアップの画面項目の設定による影響
画面項目間ルールは、アクションポップアップの画面項目が次のいずれかに設定されている場合に動作します。
- 編集可、表示可
- 編集不可、表示可
この設定を確認するには、次のように操作します。
- 該当するプロセスの「アクション」-「詳細」をクリック
- 設定を確認したいアクションの「画面項目」-「(数値)」リンクをクリック
5.1.16 画面項目間の連動
BIZ PLATFORMでは、一般的なリッチクライアントアプリケーションと同様に、複数のライブラリ型画面項目を連動させて、値を選択可能です。この機能では、1つ目のプルダウンメニューでアイテムを選択すると、それに合わせて、2つ目のメニュー項目が絞込み表示されます。この機能は、「関連ライブラリ」の「連動コンボボックス」で設定します。
機能を使用する前提・準備
あらかじめ、ライブラリ型画面項目の元になるライブラリを用意しておきます。
このライブラリには、データを登録しておき、また一方から他方を関連ライブラリとして登録しておきます。
たとえば、次のように「エリアマスタ」ライブラリと「支店マスタ」ライブラリという2つのライブラリを用意しておき、「支店マスタ」から「エリアマスタ」を関連付けておきます。
さらに、これらのライブラリは、プロジェクト側で関連ライブラリとして登録しておきます。
基本動作
この機能では、1つ目のプルダウンメニューでアイテムを選択すると、それに合わせて、2つ目のメニュー項目が絞込み表示されます。
たとえば、「エリア名」と「支店名」という2つの画面項目を用意しておき、「エリア名」メニューで「東京都」を選択すると、その東京都エリアに属する「東京支店」「新宿支店」などが「支店名」メニューで選択可能になり、「エリア名」メニューで「神奈川県」を選択すると、「横浜支店」「川崎支店」が「支店名」メニューで選択可能になる、といった具合です。
「支店名」を絞り込みする際に、最初の一行目を自動選択する状態とすることも可能です。
設定
この機能を利用するには、次のようにライブラリと画面項目間を関連付けます。
2つ目の画面項目(例:支店名)は、次のように設定します。
- プロセス管理を表示する
- 画面項目を追加したいプロセスの「画面項目」(詳細)リンクをクリック
- 「画面項目一覧」画面が表示されたら、「画面項目の新規登録」ボタンをクリック
- 「画面項目の新規登録」ポップアップが表示されたら、「画面項目型」で"ライブラリ"を選択
- 「画面項目型設定」タブの「表示方法」で"連動コンボボックス型"を選択。さらに参照ライブラリを設定する
- 「連動コンボボックス設定」タブで、連動させる画面項目(例:エリア名)とキー項目を設定する
- 「完了」ボタンをクリック
画面項目として追加したら、「ロール」「アクションの画面項目」などを設定します。
5.1.17 画面項目入力制御の設定を、アクションごとに無効化
画面項目の入力制御を、アクション毎に無効化することが可能になりました。
基本動作
本機能では、次の入力制御を無効化できます。
- テキスト型の全角カタカナ、全角カタカナ(空白含む)、メールアドレス、電話番号
- 日付型の非営業日チェック
- 数値型の入力制限
設定
画面項目の入力制御をアクションごとに無効化するには、次のように操作します。
- 「プロセス管理」-「アクション一覧」で、入力制御を無効化したいアクションをクリック
- 「入力制御」タブで、「入力制限」の"無効にする"を選択する
- 「完了」ボタンをクリック
これで、アクションの入力制御を無効化できました。
5.1.18 アクションポップアップで、画面項目カテゴリの非表示化
アクションポップアップ(通常アクション、一括アクション)で、特定のカテゴリに属する全ての画面項目が全て非表示になっている場合、カテゴリも非表示になります。
5.1.19 案件情報をキーとして、入力値を一意制約チェックする
画面項目の情報をキーとして、任意のプロセスの全案件、もしくは任意のライブラリの全アイテムで、入力値が一意かどうかチェックできます。これにより、製品番号や社員マスタなどが重複していた場合、エラーメッセージを表示できます。
※本機能で指定する画面項目は、入力を必須とすることを推奨いたします。
※本機能を利用するプロセスに対して、メール取込の使用は奨励いたしません。
基本動作
一意制約のチェックは、次のタイミングで実行されます。
- アクション実行時 アクション編集ポップアップで「確認」ボタンをクリックした時 アクション確認非表示時は、「完了」ボタンをクリックした時
- インポート処理 データが登録された時
一意制約をチェックできるのは、下記の画面項目型です。
- テキスト
- ライブラリ(カラム型、連動コンボボックス型)
プロセスの設定
プロセスで、入力値が一意かどうかチェックするには、次のように設定します。
- 管理者権限でログインし、管理画面を開く
- 「プロジェクト管理」タブをクリック
- プロセス一覧で、任意プロセスの「画面項目」-「詳細」リンクをクリック
- 画面項目一覧で、「一意制約設定」ボタンをクリック
- 「一意制約設定」画面が表示されたら、一意制約したい画面項目型のチェックボックスをオンにする
- 「完了」ボタンをクリック
ライブラリの設定
ライブラリで、入力値が一意かどうかチェックするには、次のように設定します。
- 管理者権限でログインし、管理画面を開く
- 「ライブラリ管理」タブをクリック
- 任意のライブラリで、左メニューの「項目設定」をクリック
- 画面項目一覧で、「一意制約設定」ボタンをクリック
- 「一意制約設定」画面が表示されたら、一意制約したい画面項目型のチェックボックスをオンにする
- 「完了」ボタンをクリック
設定時の注意
本設定を利用する場合、特に本番運用中に変更する場合は以下の点にご注意ください。
- 一意制約設定の新規登録と変更を行う場合に、案件登録も同時に行うと、不整合データが作成される可能性があります。メンテナンスモードを利用するなど、案件登録・修正を利用者ができない状態で実行して下さい。
- 同様に、不整合データが作成されないよう、下記を確認して実行して下さい。
- メール取込が無効化されていること
- 管理画面やタスク機能でインポート処理を実施していないこと
- 同一プロセスの設定変更をほかの管理者が実施していないこと
- 画面項目の有効設定で「利用する」がチェックオフの項目も設定可能です。本設定から除外するか、本設定後に速やかに利用するチェックをオンにしてください。
- 「一意制約設定」画面を設定し、確認画面の「はい」ボタンを押下すると、一意制約の適用処理が始まります。中断・取消は出来ません。
- 既存の画面項目に一意制約設定を適用する場合、登録済みのデータが一意になっている必要があります。一意になっていない画面項目がある場合、一意制約設定を実施できず、「選択した項目では一意にはなりません」とメッセージが表示されます。
特記事項
- 「関連案件を作成する」ファンクション 簡易明細のように、元案件に紐付く案件をエスカレーションする場合、アクション編集ポップアップ上では、明細側案件の一意チェックを実施しません。
- 「ライブラリの一括更新」ファンクション ライブラリの一括更新では、アクション編集ポップアップ上では一意チェックを実施しません。
- タスク管理のインポート処理 追加処理のみ行えます。更新処理は、一意制約キー項目の値を更新することはできず、CSV中に含まれていても反映されません。無効な項目は設定できません。ただし、設定後に無効にしても動作可能です。
- 通常のインポート処理 追加処理のみ行えます。一意制約キー項目の値を更新することはできず、CSV中に更新となるデータが含まれていた場合は、事前チェックで「画面項目が見つかりません」とエラーメッセージが表示されます。
5.1.20 画面項目初期値の優先順位
アクションポップアップで適用される画面項目の初期値は、複数の箇所で指定できます。この初期値は、次の優先順位で反映されます。
優先度 高 ファンクション初期値 > 起票設定 > 画面項目の初期値 優先度 低